水まわりリフォームを賢く行う為のポイント
水まわりは毎日使う場所であり、家事の中心にもなる重要な場所。
毎日使う場所だから、リフォームする時期も適切に選んでストレスなく行うべきです。
また、水まわりリフォームは、住宅設備と一体になっているので、リフォームの中でも比較的高額になります。
そんな水まわりリフォームを賢く行う4つのポイントについてお話します。
1. 水まわりリフォームの目的を明確にする
物事は何でも同じだと思いますが、最初に手段ではなく、目的を考えることが大切です。
例えば、「キッチンまわりが片付かない」という悩みのある方が、同じ場所に最新式のシステムキッチンを入れても、
キッチンまわりが片付く可能性は少ないのです。
そのような場合は、キッチン自体を新しくするのでなく、
キッチンの近くの適切な場所に適切な大きさと形態の収納を造ったほうが良い場合もあります。
または、キッチン脇に配膳台を設置しただけで、解決することもあるかもしれません。
キッチン脇の収納事例。キッチン近くの適切な場所に適切な大きさと形の収納を造るとキッチン廻りは片付くことが多い。
最新式のシステムキッチンやユニットバス等の「新しい水まわり商品」は魅力的ですが、
設置した後の「具体的な暮らし」をイメージして計画できなかったばかりに、
リフォームした後も使い勝手が以前と変わらなかった。などということも起こるかもしれません。
ですから、最初に考えるのは、具体的手段でなく、実際の生活を考えて「リフォームをする目的」を明確にすることです。
2. 水まわりリフォームの時期は、春か秋がベスト
水まわりリフォームの工事の時期は、できれば春か秋がベストです。
例えば、既存のタイル浴室をユニットバスに変更したりする工事期間は、10日前後。
工事期間中は、銭湯に行ったり、親戚にお風呂を借りたりすることになります。
工事中のお風呂への行き帰り。冬は、湯冷めして風邪を引いてしまうこともあるかもしれません。
夏だと、帰りはまた汗をかくことに。
ですから、浴室まわりのリフォームは、気候の厳しい冬や夏でなく、比較的暖かな春か秋がベストなのです。
キッチンリフォームの工事期間は、通常は2日~1週間程度と工事期間は短く影響は少ないですが、
同じように気候の厳しい時期に外食するより、できれば負担の少ない春か秋が良いと思います。
3. アドバイザーを予約してショールームに行く
水まわりのショールームに行くときに1番重要なのが、
事前に予約してアドバイザーを付けて案内してもらうことです。
キッチン、ユニットバス、洗面化粧台等の水まわり商品を選ぶ場合は、
カタログを見て決定するのではなく、ショールームに行き、実物を見て触ってみることが重要です。
実際の使い勝手やデザイン、色、質感等を確認するのです。
水まわり商品は、商品サイクルが早く、新商品が毎年出て、年々機能も多彩になっています。
極端にいうとショールームのアドバイザーが、勉強しきれないほどの商品や機能が出ています。
ですから、素人である一般ユーザーがショールームに行き、単独で1~2時間見たくらいでは、
必要な知識や情報が得られる可能性は少ないのです。
来場者の多い土日もアドバイザーの数は限られていますから、連絡せずに直接行くと、
アドバイザーは付いてもらえない可能性が高いです。
事前予約して、アドバイザーを予約しておきましょう。
アドバイザーに案内してもらっても、メーカーは直接商品を販売するわけではありませんから、
アドバイザーから押し売りをされることはありません。安心していろいろ聞いてみてください。
また、家族全員でショールームに行くことも重要です。
お風呂やキッチン、洗面化粧台等は、一度設置すると、15~20年程度は使用することになります。
使い勝手の価値基準は、家族内でも違います。決定する前にしっかりと確認しておくことが不満解消に繋がります。
次回も引き続き解説していきます。
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